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神去なあなあ日常、林業エンタテイメント小説って!?

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こんにちは。

今日は三浦しをん神去なあなあ日常を読了したので、それについて書いていきたい。

 

まだ未読な方でネタバレを控えたい方は、読後感の項まで読んでほしい。

私の未熟な力でめいっぱい面白さを伝えようとしてみた。

 

もし気になって読み終わったら、感想を読んで共感するなり叩くなり煮るなり焼くなりして好きに楽しむのが、

この記事のおすすめの楽しみ方である。

 

・目次

 

 

 

あらすじ

平野勇気、18歳。

高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。

でも、なぜだか三重県林業の現場に放りこまれてしまいーーー。

 

携帯も通じない山奥!

ダニやヒルの襲来!

勇気は無事、一人前になれるのか……?

 

四季のうつくしい神去村で、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる躍動記!

 

林業エンタテイメント小説の傑作。

 

 

 

読後感

林業エンタテイメント小説ってなんだ。

そんなジャンルがこの世に存在するのか。

 

あらすじを読んだときにはそんなことを考えていた。

が、今となっては言える。

これぞまさに林業エンタテイメント小説の神髄である。

 

若い世代である私たちからすると、林業とは少し距離があるようなものに感じる。

時代が進むにつれて就業人口が減少している第一次産業林業はこの分類に含まれる。

 

そんな林業の現場に急に送り込まれた、高校を卒業したばかりの平野勇気。

この「まさに高校生」といった価値観を持った勇気が高齢化の進む林業の現場で何を見るのか。何を思うのか。

物語はこの高校生の書いた文章で話が進められていく。

高校生から見た山奥の村。このミスマッチが面白い。

 

そして神去村で起こる珍事の数々。淡い恋物語。盛大な祭りにスリル満点のハプニング。

 

ずっと浸っていたくなる、そんな非日常な日常がここにはあった。

 

神去なあなあ日常 (徳間文庫)

神去なあなあ日常 (徳間文庫)

 

 

 

 

感想

先ほども書いたが、ずっと見ていたくなる物語だった。

 

まず、個性的な村人について書きたい。

 

やんちゃな兄貴のヨキ。気まぐれでデリカシーはないが、それゆえに時々見せる優しさがカッコイイ

ヨキとみきさんの、喧嘩ばかりしているが仲の良さが伝わってくる様子が見ていて非常に楽しい。

都会で生まれるとチャラ男が関の山のような性格の男が、山奥の村で生まれると逞しい男として林業に携わっている、という状況もおもしろい。

 

出来る男の清一さん。リーダー的存在である彼の仕切りぶりと勇気への優しさもたまらない。

どうしても閉鎖的な考えに陥りがちな村の柔軟な判断力を持ったおやかたさん。

このおやかたさんがいなかったら神去村は廃れていくばかりだったと思う。

神去村の住人じゃないけどお礼を言いたい。ありがとう清一さん

 

そして神去村のオアシスこと直紀さん。これには正直心を打ちぬかれた

高校生らしい不器用な勇気との始まりそうで始まらない、甘酸っぱいというかもう酸っぱさが強すぎる恋路。

咀嚼できるほどにハンカチを噛みながら読んだ人も多いだろう。

 

そんな直紀さんが最後になって勇気に気を許していく様子がああああああああああああああああああ。

あああああああああああああああああああああああああ

 

 

失礼、取り乱した。

 

とはいえこれは林業エンタテイメント小説。

林業のおもしろさについても絶妙だった。

 

そもそも林業について知識が皆無の状態で読み始めた私だったが、読み終わった今ではなんとなくチェーンソーを扱えそうな気すらする

 

それくらい知識のない高校生目線でつづられた文章ならではの親しみやすさがあった。

 

山の情景の神秘的な描写の数々も丁寧だった。

神隠しなんて非現実な話も、リアリストである私ですら納得させるような説得力が神去山にはあった。

 

直紀さんに惹かれすぎるあまり肝心の林業についての感想が薄味な気がするが、そこは「なあなあ」で。

 

 

 

キャッチコピー

今回も僭越ながらこの「神去なあなあ日常」のキャッチコピーを私なりに考えてみる。

 

林業エンタテイメント小説というフレーズが脳から離れず困っている私だが、必死にそれを振り払って考えてみようと思う。

 

林業と祭りと日常と恋。

この成分を巧く短い文に組み込みたいところである。

 

待てよ?そもそもそれが「エンタテイメント」なのでは?

林業エンタテイメント」が脳から離れない。

 

 

…脳から離れないのがいいキャッチコピーなのでは?

 

ということで

林業エンタテイメント小説の神髄」

に決定したい。

 

 

続きの神去なあなあ夜話も明日には買ってしまいそうな勢いである。

神去なあなあ夜話 (徳間文庫)

神去なあなあ夜話 (徳間文庫)