恋という名のダンスを踊る ~5年後の自分へ~
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こんにちは。みちです。
今回ははてなブログ5周年ありがとうキャンペーンに参加したいと思います。
抽選でボールペンとノートが当たるらしいので、楽しみです。
今回のテーマは「5年後の自分へ」ということですが、特に発信することもないので、最近の過ごし方について小説風に書いていこうと思います。
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僕の一日は恋から始まる。
恋と言うのは他でもない。
シンガーソングライター、星野源が歌う曲の一つである。
彼は作詞作曲も演技もダンスもできるファニーなおじさん。そんな彼の曲のPVを観る。
「天使の存在を信じるか?」
そんなファンタジーな問いかけに、僕は今までなら不快の表情さえ示していたかもしれない。
天使などといった存在があるはずがない。世の中は人の皮を被った悪魔ばかり。
その歪み汚され凝り固まった考えを覆した一筋の光。
彼の横で舞い踊る天使。そう、新垣結衣である。
思えば出会いは唐突だった。
普段テレビから離れた生活を送っている僕のTwitterに、動画が流れてきたのだ。
天使は赤い服を着ていた。赤い服の下に白いひらひらしたものを纏っている。
よく見たら靴下ボーダーやん。
そんなことを認識できるようになったのは何回目の視聴だっただろうか。
とにかく最初の数十回は彼女の表情にしか目がいかなかった。
はにかみながら笑う表情は、僕が20年間ひたすらに強化し続けてきた牙城をいとも簡単に破壊。
時々見せるウインクは、僕が20年間ひたすらに血液のポンプとして活動させてきた心臓を鷲掴みに。
そして止めの一撃、彼女のえりあしのクルッとなっている部分は、僕が20年間くだらないことを考え続けてきた頭を全面ジャックした。
この動画はドラマの宣伝のために作られたものなのである。
ここまでされればどんな人間でもそのドラマを観てしまうことは間違いない。
まんまとTBSの罠にハマった人は数えきれないだろう。
やはりそこにいるのは天使。しかし役という皮を被った天使なのである。
それを踏まえてもう一度ダンスの動画を観てほしい。
控えめな笑顔も、照れたような表情も、すべて本人由来の成分なのだ。(当社調べ)
動画から溢れるエネルギーを吸収して大学やバイトへ向かう生活。
一日の始まりが他の何かで代用できることがあろうか、いや、ない。
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一日のルーティーンを書こうと思いましたが、めちゃくちゃ気持ち悪い文章が出来上がりました。何これ。まだ全然一日始まってないし。
しかしこの気持ちは事実。5年後の僕の胸にもしっかり残っていることでしょう。黒歴史として。
おまけと言っては何ですが、5年後の自分の生活も予想してみたいと思います。
これも小説風味でいってみます。反省は5年後でも遅くないはずです。
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「あなたー、このノート何?」
妻が手に取ったのはA6版のノートだった。
その持ち運びに便利なサイズを見るたびに思い出す。
「思えばあれが転機だったんだな。」
はてなブログ5周年キャンペーン。
思い付きでふと挙げた記事が何の過ちか大人気に。
その独特の世界観、死生観が評価され気づけば進んでいるのは作詞家の道。
作詞など生まれてこの方初めてだった僕に、神様は悪戯をした。
処女作「トキメキ☆大迷宮(ラビリンス)」はオリコン3週連続首位を獲得。
アイドルから大原櫻子、さらにはOKAMOTO'Sまで、歌詞提供の幅は全盛期の秋元康ばりに広がり、今では大御所の一端を担っているといっても過言ではない。
昔はあんなにうだつの上がらない気まぐれブロガーだった僕。
そんな僕も今では家族を持ち、生活にも困らない貯蓄を多少は持つことができた。
それもひとえにそう、はてなブログのお陰である。
「じゃ、そろそろ行くとするかな。」
僕はLAMYのボールペンを鞄に入れ、ノートを妻から受け取った。
今日ははてなブログの10周年記念式典。
僕がスピーチをさせてもらえる運びになっている。ありがたい話である。
「大丈夫なの?スピーチの内容、ずいぶん悩んでたみたいだけど。」
「ありがとう。緊張のほうが心配かな。」
「...私に何かできること、ない?」
心配そうに僕の顔を覗き込む。
大きく見開いたその瞳の輝きはいつまでも変わることがない。
彼女は僕の天使であり続けるだろう。
今までも、これからも。
「じゃあ久しぶりに、ダンスでも踊ってくれるかい?」
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5年後の自分絶句するわ。
はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」