ヒステリックプルーン

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病的なほどに鉄分やユーモアを含んでいます

大学4年生がインカレサークルの新歓に潜り込んでみた話

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新生活が始まりはや数週間。新歓の時期ですね。

 

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街で楽しそうにワイワイギャーギャー群れて騒いでいるサークルの人たちを見ると、羨ましく鬱陶しく感じますよね。

そこで世の中のサークル未所属勢を勝手に代表して、あるサークルに乗り込んできました。

 

果たして偏屈と卑屈だけを身に纏い大学4年生となった僕が溶け込めるのか。

会話や外見でバレないのか。よく知らない新歓の実態はどうなっているのか。

 

乞うご期待です。

 

 

準備

適当なインカレサークルをTwitterにて発見し、早速申し込みます。

SNSで募集しているだけあって、快く参加を了承してくれました。

胸の高鳴りが止まりません。これが新歓・・・!

 

 

設定

さすがにパリピと若者の巣窟インカレサークルに一人で乗り込む度胸はない僕は、友人を誘い二人で行くことに。

色々ボロが出るとまずいので、集合の一時間前に僕たちのユートピア富士そば)に集合し打ち合わせをします。

 

ある程度の設定(所属大学や出身)を決めたところで衝撃の発見。

 

なんと友人、カバンを持ってきていないのです。

手ぶらのカジュアルスタイルは完全なる大学慣れの発露。しかし今から家に取りに帰る暇もありません。

 

仕方ないので指摘されたら「電車でカバンをなくした」という設定で行くことに。

カバンをなくして新歓に参加する心の余裕があるのもおかしい気がしますが、パリピなら多分参加するので大丈夫でしょう。

 

 

集合

サークルに指定された場所に向かうと、そこにはたくさんのサークルの新歓が。

手書きでサークル名が書かれた段ボールが至る所で挙がっています。

 

そこには、

「わー新歓の時期じゃんなつかしー」

と昔(たぶん2、3年前)に思いを馳せるケバめの女子大生や、

「○○の新歓ここでーす!」

と叫ぶサークルの中心人物的な人、

まだ慣れていないのか辺りをキョロキョロしている新一年生や、

もう慣れたはずなのに辺りをキョロキョロしながらド緊張している僕たち(22歳二人)がいました。

サークルこええ。もう帰りたい。

 

しかし僕たちの秘密基地(富士そば)に長居しすぎてすでに五分遅刻していたため勇気を出して乗り込むことに。

 

 

「すいませーん、Twitterで連絡した○○ですけど」

「あー○○くんね。おっけーです、その辺で待ってて」

 

と点呼だけして放り出されました。これだけ?あれ?僕たち歓迎されるべき一年生では?

 

その後三十分ほど放置され居酒屋へ移動が始まりました。

放置の時間は予約までの待ち時間だったようです。

まあいいでしょう。ここからが僕の腕の見せ所です。

 

 

居酒屋にて

テーブルの憂鬱

「適当に席に座ってー」とサークルの2年生らしき人に促され席に座ると、6人テーブルだったのですが6人中6人が一年生。(うち二人は22歳☆)

 

テーブルの全員が「先輩たちなんか配慮はないの?」と思ったことでしょう。

まさかの一年による一年のための新入生歓迎会が始まりました。

 

どんなサークルなのかも知らず、ましてや大学生のノリすらわかりません。

とりあえず適当に自己紹介を済ませ、飲み物を頼むことに。

 

ドリンクの苦難

ピッチャーで一テーブル一つの飲み物を注文するシステムだったため、多数決で決めることに。

 

ここでジェネレーションギャップ・ポイントがありました。

当たり前ですが一年生たちはみんな未成年なのです。

 

女の子が3人いたため、カシスオレンジとかかな?と思っているとみんな迷わずソフトドリンクの欄を見ていました。

普通新一年生だと無理してお酒を飲みたがるだろう年頃なのに、なんと素直な子たちだろうと少し涙が出そうになりました。

 

結局僕のハーブティというオシャレな提案は一蹴されジンジャーエールを頼むことになりました。

 

イカれたメンバー構成

ここでテーブルのメンバーを紹介したいと思います。

 

向かいに女の子3人、左からA子ちゃん、B美ちゃん、C江ちゃん。(テキトーです)

そして僕たち側、左からりゅうのすけ(仮名)、僕、友人の並びでした。

 

A子、B美、C江は大学で知り合った友達で、知り合って数日。

お互いの腹を探りあっている状態といったところでしょうか。

 

りゅうのすけはソロ参加という強気ながらも心優しき少年。僕が一年生ということを疑いもせず話しかけてきてくれました。いい子です。

 

まずはこのパーティで楽しく話しながら飯をつつきます。

 

一年生たちはあまり自分から話し始めないため、一年生とは思えぬ落ち着き具合の僕と友人で話題を振りつつ場を盛り上げていくことに。

 

 

微々たるものですが、22年で培ってきた気配りとトークスキルで何とか頑張りました。

「なんで一年生の僕たちが主催者みたいな気持ちになってたの?」と気づいたのはもっと後のことです。

 

若すぎるゆえの過ち

ここでそのテーブルで僕が気になったことを紹介したいと思います。

 

  • 女子大生、自分の大学のクラスの話しすぎ

女の子たちに同じクラスのゆいちゃんが男っぽくてすらっとしててカッコいいという話を体感時間でいうと3ヶ月くらい聞かされてました。

ゆいちゃん誰なん。せめて写真見せて。

 

 

  • りゅうのすけ、お酒飲みたがりすぎ

「せっかくだしお酒飲みてー」みたいなことをずっと言ってました。

言うだけで頼まないところがかわいいところです。

 

 

  • ツボが変すぎ

A子ちゃんが間違ってB美ちゃんのおしぼりを使ったことでものすごくツボっていました。

何もわからない笑いどころに僕と友人は固まるばかり。

そんな事で笑えるならもっと僕たちのトークで笑えたのでは?と正直ヘコみました。おしぼり爆笑女すら笑わせられない腕。くやしい。

 

 

  • 新一年生、米津玄師好きすぎ

こ、これがジェネレーションギャップ・・・。

みなさんも新歓に潜る前は米津玄師を聴きこんでいきましょう。

 

 

  • C江、終始スマホばかりイジすぎ

これだけは本当にやめた方がいいと思いました。

いくら話がどうでもよくても聞く姿勢だけは見せるべき。

しかもめちゃくちゃ可愛いとかならまだいいんです。

C江はドラクエで例えるとスモールグールみたいな感じでした。愛想の良いスモールグールならまだしも、人の話を聞かずスマホをイジるスモールグールはさすがにメラミ撃たれても仕方ないです。

 

 

  • りゅうのすけ、C江の名前覚えなさすぎ

りゅうのすけ「俺みんなの名前覚えたよ!

A子、B美、・・・、(僕の名前)、(友人の名前)ね!」

 

ほらC江スマホばっかいじってるから!!

 

 

  • サークルの代表、大人っぽすぎ

途中で一度だけサークルの代表がテーブルに来てサークルの概要を説明してくれました。

代表、3年生らしいですが大人っぽ過ぎる。

一瞬自分たちが本当に一年生なのではないかと錯覚するくらいしっかりしていました。さすが代表。

自分は本当にこの人より年上なのだろうか。そればかり考えていたので内容はあまり覚えていませんが、「どこがオールラウンドサークル?」と思うくらい活動内容は飲み会ばっかりでした。やっぱりサークルこわい。

 

 

終焉の鐘

終始そんな調子で新歓の時間は過ぎていきました。

正直さすがに途中で席替えがあるだろうと思っていましたが、そんなことはなく、ただ終わりの時間を迎えました。

 

「何も歓迎されてなくね?」とは思いましたが、その後の二次会に行く体力はすでになく、僕と友人は帰宅することにしました。

 

 

帰宅後

連絡先を交換して解散したため、帰宅後にサークルの人たちからラインの招待やTwitterのフォローがきました。

その中で代表からもフォローが。

 

プロフィールを確認すると、まさかの僕たちと同大学同学部同学科。

つまりは僕たちの直属の後輩でした。

 

絶望する友人。

そう、悲しいことに友人は単位を落としすぎて、4年生ながら3年生の講義を受けなければならないのです。

 

会えば確実にバレます。会ったら一体どうなるでしょうか。

そんな友人をあざ笑いつつ、一応同大学なのでキャンパス内では周りに気を付けようと思う僕でした。

 

嘘はくれぐれもやめましょう!

 

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