イタリアでの出来事①~サウジアラビア・スリ事件編~
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みち「今日はイタリア旅行中にあった出来事を話そうと思う。」
まさ「おお!そういえばイタリアの話まだあんまり聞いてなかったな。」
みち「これはローマでの自由行動中に起こった出来事。
僕たちのグループ5人は徒歩で晩飯のレストランへ向かっていた。
...が、ものすごく迷って人気のない細い道にいた。」
まさ「迷ってたのかよ!!」
みち「そして正面から黒人男性と白人女性の二人組が歩いてきた。」
~ローマの細い路地にて~
黒人男性(以下サウジ)「すみません。この辺で日本食のレストランを知りませんか?」
みち「ごめんなさい。僕たちも来たばっかりなのでわからないです。」
サウジ「Oh。そうなんですか。
あなたたちは日本人ですか?」
みち「はい、そうです。」
サウジ「Oh。私たち夫婦は明日から成田にハネムーンに行くんです!」
白人女性(以下サウジ妻)「(うなずく)」
みち「それはそれは。おめでとうございます。」
サウジ「実は私トヨタの社員なんですよ。」
みち「すごいですね!」
サウジ「私サウジアラビア人なんですが、トヨタのサウジアラビアの支社で働いてるから日本にハネムーンで行こうと思って。」
みち「なるほど。」
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まさ「待って待って。5人のグループで行ったはずなのにお前しかしゃべってなくね?」
みち「後ろの4人は突然の出来事にキョドりすぎて何も話してなかった。
僕がドラクエの勇者状態やったわ。話に戻るね。」
~~~~つづき~~~~
サウジ「私たち今日の昼にここに来たばかりでユーロのお金を持ってないんです。よかったらユーロがどんなものか見せてくれませんか?」
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まさ「いやおかしいやろ!!なぜ一文無しでイタリア来たとや!!」
みち「しかも今日の昼ローマにきて明日成田にハネムーンよ。」
まさ「どんな過密なスケジュールや!!YOUは何しにローマへ!!!」
みち「この時点で僕は怪しいやつと確信した。
でもスリに興味があったから50セントならと思って渡してみた。」
~~~~つづき~~~~
みち「これが小銭です。(50セント硬貨を渡す)」
サウジ「これが硬貨ですか。ありがとうございました。(硬貨を返す)」
みち「(えっ。返された。)」
サウジ「では紙幣を見せていただけませんか?」
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まさ「こいつ小銭を捨てて紙幣を狙ってきおった!!」
みち「『きたな。』と思ったね。
だけど最終日だったから飯代ギリギリしか残ってない僕は一銭も渡したくなかった。」
~~~~つづき~~~~
みち「持ってないです。」
サウジ「えっ。」
みち「もう小銭しかないんです。」
サウジ「そんなわけないでしょう。(苦笑い)」
みち「小銭派なんです。」
サウジ「(苦笑い)」
みち「すみません、急いでるので。
ハネムーン楽しんでください。」
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まさ「小銭派ってなんや!!笑」
みち「とにかく屁理屈をこねてその場を去ったわ。
間違いなく紙幣を出したらとられてたと思う。」
まさ「でもどんな風に取るんやろ?」
みち「実は僕たちはそのとき小銭を入れる財布と紙幣を入れる財布を分けて持ってたんよね。小銭はすぐに取り出せるカバン、紙幣は身体に身に着けるカバンと分けて入れてた。だから紙幣の財布を出した瞬間奪われて走り去られてたかも。」
まさ「なるほどね。」
みち「だからスリが多い地域では財布を分けて持ち歩くのが効果的だと思う。
日本ではスリが少ないせいか海外では日本人がターゲットにされやすいらしい。
だから常に危機感を持って行動することが大切やね。」
まさ「ほうほう。」
みち「だけどやっぱり海外にはわくわくすることが沢山あるし、非日常の連続やった。
だから気を付けて楽しい旅行ライフを送ってほしい!」
まさ「俺も行くときは気を付けるわ!また次回もよろしく!!」